明峯書院
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2011年8月アーカイブ

2011年8月29日

8月29日(月)~9月4日(日)まで、きらめく個性豊かな書展を開催します。

書は10人10色で 顔や姿がそれぞれ違うように、好きな書を好きな構成で書かなければ 魅力が無いと考えています。ともすると同じ書風、同じ構成にないがちな所からの羽ばたきを願っています。

Scan-008.jpg後半台風の影響をもろに受けてしまいました。しかも3日間も居座る台風に閉口しましたが、それでも835名の方々に見て戴き心からの感謝を申し上げます。
楷書、行書、草書、隷書、篆書を一堂に集めるとどの字がそうなのかと質問が沢山飛びました

DSCF0884.JPG樋口鈴峰は秦漢の篆書を基盤にした文字で百華斉放(ひゃっかさいほう)と書きました。それは、多種多彩な才能が一斉に花開くようにとの願いを込めて今回の書展に合った言葉を書きました。
好きな言葉は「創」 新しい物を創る。

DSCF0855.JPG明峯書院の岡田翠悦は多字数の作品を田能村竹田の書風で作品を仕上げました。
構成が、洒落ていて上の紙と下の紙の大きさや上の行と下の行の幅も字の大きさに沿って変え、楽しい構成にしました。普段は空いた所に押す印首印も、初めからその位置を空けて押して、斬新な書き出しを試みました。
楷書と言っても少し戯けた感じの文字をを書きました。
好きな言葉は「心」 いかなる時にも心をこめて、、、。

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 明峯書院の篠木峩峰さんは、馬王堆(まおたい)の帛書の書き方をベースに杜審言の詩を書きました。静けさのある迫力をイメージしながら、大きい字と小さい字の調和や全体のバランスを考え、魅せる線をうまく引けるように苦慮しました。布に書いた時代の字(帛書)は最後を止めないで抜く様にしなければなりません。どの筆を使うか、紙の厚さはどれが良いのかと数種試すのも楽しみです。
好きな言葉は「氣」 心の様子を伝えたり、表す時に使う字だから。 

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明峯書院の小松皐碩さんは敦煌(とんこう)の写経を基盤にして、佛説梵摩徑一巻を書きました。
敦煌~発掘され隷書から楷書へ移行の時代のもので、右祓いを短く、横画を細めに入りぐっとためて厚く右に引く所に充分気を配り制作しました。黄色の冷金箋に金で線を引きましたが凄く時間がかかりました。
 好きな言葉は「道」 何事も努力をすれば道が開ける。                                           

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明峯書院の森川愁雪さんはの馬王堆帛書を基盤にした文字で良寛詩のを書きました。
中国の漢の時代にうす絹に書きつけた文字が馬王堆帛書です。布に書いた字ですので、最後を止めない様、新鮮な自由で楽しい書体を使い表現しました。筆は唐筆の羊毛、墨は鈴鹿墨、紙は安徽省の綿料単宣、石紋箋柄の茶の紙を使用しました。
好きな 言葉は「続」 継続は力なりがモットー   

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明峯書院書院の中川琱雲さんは漢の時代の乙瑛碑(いつえいひ)や石経を基盤として呂潜詩を書かれました。白黒のバランスを意識して、今回は「線質の変化」がテーマであり、課題でとして書き上げました。筆は羊毛、墨は鈴鹿墨、紙は台湾箋の厚口の物を使用しました。
好きな言葉は「前」  何事も前へ進むしかありませんよね。

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明峯書院の樋口鼎乎さんは篆書の中山文字で十八史略三皇五帝節分を書きました。
この字は紀元前200年頃、中国にあった中山国のみで使用された文字です。発見されてまだ40年ですので余り知られていません。装飾的意味が強かったのでデザイン化されています。
青銅器に刀で彫られた字ですので筆で書いたのと違う字です。刀で彫った字ですのでその雰囲気を出すため、仮名用の細い筆で書きました。
好きな言葉 「明」  成り立ちが窓からさし込む月光で、情緒的で美しいからです

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明峯書院の伊藤雲峯さんは秦簡の古典をベースに楊烔詩を書きました。
中国秦の時代の睡虎地秦簡(しいこじしんかん)等の木簡体と言う篆書と隷書をミックスさせた書きぶりにあこがれて16年挑戦し続けています。今回のテーマは「躊躇無く書きすすめる」です。実際は迷いながら書いたかもしれません。
好きな言葉は「遊」 心を遊ばせられたら楽しいでしょうね!

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明峯書院の中村春柳さんは、隷書の曺全碑を基盤とした字で駱賓王詩霊隠寺を書きました。
中国漢の時代の隷書の礼器碑や曺全碑をベースにして正方形に書き、天地のラインを揃えて整然と横に並べています。画数の多い文字は字間を狭くしながらも同じ幅に書くこと、画数の少ない文字は太めに書くことの2つのバランスを考え1つの作品としてまとめるのに苦労しました。
好きな言葉「動」  人の心を動かす表現をする為自らも動く。
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明峯書院の岸本一水さんは、中国春秋戦国時代の剣や矛に鋳込まれた装飾文字を、鳥蟲篆(ちょうちゅうてん)で刻しました。白居易の詩、五言絶句を7.5センチの石材に刻しました。文字の装飾性が強いため行間がすっきりと見えるように、朱文にしました。
紙は唐紙の白連紙、印泥は高式熊印泥の黄口の物を使いました。
好きな言葉「赤」  白との絶妙なバランスが何とも言えない。

Scan-7.jpg 明峯書院の豊田真苑さんは王鐸の古典を基盤に張九齢詩を書きました。
渇筆部の美しさに惚れ王鐸の作品を学んでいます。この詩の冒頭で美なるかな、山河を固め、これ魏国の宝なり」とあり、大学書道科卒業後、舞台である陜西省崋山を中国留学中に訪れた時、その美しさに感動した思いが蘇った様です。
好きな言葉は「光」  美しく輝き、周囲にも光を照らしたい

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明峯書院秀作展で岩木翠泉さんは林散之(りんさんし)の古典をベースにして李紳詩を書きました。
細い線であるも弱くならず、強く流動美、明るさを出す事を課題として書きました。耳に障害が有り「左耳」と呼ばれた林散之、眼に障害が残った私にとり、この書を学ぶ事は大きな目標となりました。
好きな言葉は「気」  病気より元気であり続けたい。

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2011年8月15日

10年以上前から始まった明峯書院の若い方々のバーベキュウが暑い暑い夏の夜に今年も有りました。

DSCF0831.JPG外でたらふく食べた後、中に場所を移し延々と、それぞれの近況を話したり、愉快な話に笑い転げたり、デザートに舌鼓をうったり、楽しいひと時でした。

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普段、遠く離れている者達がこの様に年に一度集うのは尊いものです。皆がお互いを励ましあい来年の再会を願ってそれぞれの岐路に着きました

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2011年8月14日

今年も暑い季節に三重県書道連盟展が開催されました。第60回記念展という節目の展覧会でした。出品数も増え約500点弱の作品が揃いました。

明峯書院は、荒川耀園さん樋口鼎乎さんが特別賞。(作品は特別賞の荒川耀園さんの作品です)

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桶谷渓華さん、中村春柳さんが三重テレビ賞。

赤松光凛さん、岩間琇瑩さんが書道連盟賞。市川煌華さん、神田春瑛さんが特選になりました。

それぞれの方が自分の個性の発表の場としてお力を発揮出来た事を感謝します。

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